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鶴見区 人物風土記

公開日:2025.08.14

芸術展を主催した県立鶴見高校同窓会(鶴陵会)の会長を務める
山家 裕治さん
上末吉在住 67歳

つながりで新たな輪を

 ○…母校の同窓会には14年前に入会した。「元々ラグビー部のOB会で事務局をやっていて、先輩から同窓会も手伝ってほしいと頼まれて入会しました」。当時の同窓会は活動が今ほど活発ではなく、「これは、もっと活動を広げなければ」と仲間たちと話し合い、音楽や学校の歴史の資料をまとめる委員会などを皆で立ち上げた。

 ○…卒業は29期生。「部活のためだけに学校に通う毎日でした」と笑って話すほど、高校時代はラグビーに打ち込んだ。「また新しくスタートラインから競い合える部活に入ろうとラグビー部を選びましたが、周りは体格のすごい人も多く、なかなかレギュラーになれませんでした」と苦笑い。また、OBを交えた会食で1年生時に会費の集金担当になり、「大先輩のOBの自宅に行って集金したりするのですが、本人が仕事で不在で奥さんからしぶしぶお金を渡された時は辛かったね」と苦い思い出を振り返る。「でも、その時の思い出がOB会を立ち上げるきっかけとなったので、結果オーライかな」と笑う。

 ○…最近は趣味探しに奔走中。「以前は誘われて海釣りやスキーによく行っていたけれど、最近は仕事もあってゆっくりできていない」と残念がる。「時間ができたら20年ぶりにスキーをしたいな」と目を細める。

 ○…同窓会の会長は昨年4月から務める。活動で大切にするのは「つながり」。「叔父が高齢で施設に入ったら、それまでの交友関係が切れて一気に老けてしまった。改めて人のつながりって大切だなって」としみじみ語る。芸術展は在校生だけでなく卒業生のつながりも深める取組み。「つながりがあれば何かが生まれると信じています」。その思いを胸に、今後も同窓会を盛り立てる。

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