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公開日:2025.08.21
鶴見消防署
救助技術の全国大会へ
初出場の2人が躍進誓う
鶴見消防署の大山大河さん(27)と石附巧巳さん(24)が、8月30日に兵庫県で行われる「第53回全国消防救助技術大会」に初出場する。同署からは7年ぶりの出場で、2人は「結果も求めますが、日頃の訓練の成果を発揮できるよう悔いなく頑張りたい」と意気込みを語った。
同大会は全国の消防職員が迅速で安全確実な人命救助を目的に、日頃から研鑽した救助技術を競い合うもの。陸上と水上の2部門16種目で行われる。
今回は同署警防第一係の大山さんと、矢向第一係消防隊の石附さんが出場する。同署の職員が同大会に出場するのは7年ぶり。2人は5月に行われた「横浜市消防救助技術訓練会」、6月の神奈川県の大会、7月の関東地区の大会を突破して出場権を勝ち取った。
悔しさ胸に訓練励む
大山さんが出場するのは、陸上の部の「はしご登はん」。災害建物の侵入など、消防活動には欠かせない訓練で、大会では命綱を結索して垂直はしごを15m登り、そのタイムを競う。
昨年は市大会で5位に終わり県大会に進めなかった大山さん。しかし、この1年訓練を重ねて確実性を磨いてきた。そして今年の県大会では自己ベストに迫る14・7秒の好タイムを記録した。大山さんは「訓練も実践も一瞬の勝負で、失敗は許されない。大会では集中力を発揮してタイムにこだわり、訓練していただいた皆さんに良い報告をしたい」と意気込みを語った。
石附さんは、水上の部「基本泳法」の種目に出場する。同種目では、水難救助の基本的な泳法である「ぬき手」と「平泳ぎ」で25mずつ泳いでタイムを競う。
昨年の県大会では減点を受け関東大会に出場できなかったが、失敗を受け止めて訓練に励んで挑んだ今回は実力を発揮して県大会で3位、関東大会も入賞して全国大会の出場権を勝ち取った。
石附さんは「高校まで平泳ぎを専門にしていたこともあって、自信はある。日頃の訓練の成果を発揮しながら、実践の緊張感をもって挑みたい」と力強く語った。
署長から激励も
8月15日には同署で激励会が行われ、阿部英弥署長が「鶴見消防署、横浜市の代表として誇りをもって堂々と結果を残して欲しい」とエールを送った。2人は「皆さんの期待に応えられるよう全力を尽くしたい」と初の全国大会での活躍を誓った。
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