鶴見区 社会
公開日:2025.09.11
地域防災訓練に児童も参加
平安小 在校中の災害想定し
平安小学校で9月6日、地域防災拠点の開設運営訓練が行われた。
同拠点では、3年前から同校児童も参加して訓練を行っている。過去には地域、学校が別々に訓練を行っていたが、児童が在校中に災害が起きることも想定し、同校からの呼びかけで地域と協力。同校全学年の児童たちが訓練に一緒に参加している。
この日は地域住民、児童ら合わせて約700人が参加。震度6強の地震が発生したという想定で、避難所の開設や要援護者の移送訓練などを行った。
児童たちは避難所開設の手順などを見学したほか、学年ごとに分かれて煙体験や手回しランタンの充電、放水なども体験。また、拠点運営委員から校内の備蓄庫や簡易トイレの使い方、体育館の避難者受け入れ方法などが説明され、熱心に聞き入る姿が見られた。
同拠点運営委員会の内山孝男委員長は「大人だけでなく、子どもたちにも訓練に参加してもらうことは大きな意義がある。避難所では住民一人ひとりが何をすべきか考えることが重要。この訓練を通じて、子どもたちが防災や地域で助け合う大切さを意識するきっかけになれば」と語った。
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