鶴見区 人物風土記
公開日:2025.09.18
「しんつる祭り」を主催する新鶴見ドライビングスクールで管理者を務める
松下 昇さん
上末吉在勤 62歳
交通安全の発信拠点に
○…新鶴見ドライビングスクールの管理者に昨年4月に就任。元警察官で鶴見での勤務はなかったが、鶴見について「都会的な部分もありながら、下町の良い雰囲気を残す暮らしやすい地域というイメージ」と語る。また、交通量が多いことにも触れ、「地域に根差した教習所として、来校者以外の方々にも交通安全への意識を高める活動をしていきたい。今回のイベントもその一環になれば」と優しく語る。
○…港北区出身。高校2年生の頃、大学に進学するか就職するか進路に悩んだ末、「デスクワークが向いていない性格と自分の几帳面さが向いているかな」と神奈川県警察へ。警察学校の訓練では拳銃射撃の成績が良く、「拳銃特別訓練員」に選ばれて県の代表にも選出された。「補欠だったけどね」と謙遜するが、のちに警察学校の教官も務めた。勤務では川崎市内の警察署などが長かったが、機動隊にも所属。そして、県警高速道路交通警察隊の隊長を最後に勤め、42年間袖を通した制服を脱いだ。
○…教習所の管理者としての新しい人生と共に始めたのが、スポーツジム通い。妻と一緒にランニングマシンなどで汗を流すほか、「食事では妻が栄養バランスを今まで以上に気遣ってくれて、鶏ささみとか納豆などが食卓に並ぶ機会が増えましたね」と苦笑いする。
○…同教習所は免許取得だけでなく、高齢者講習など様々な活動にも力を入れる。「まちを走る教習車を見て、皆さんに当時の安全運転を心掛ける気持ちを思い出してもらえたら」と呼び掛け、「今後も警察や地域と連携し、交通安全の発信拠点として教習所ができる役割を広げていきたい」と意気込む。警察官から教習所の管理者へ。舞台を変え、再び地域の交通安全に奮闘する。
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