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六角橋 喫茶ルアーブル、閉店へ 地域と歩んだ36年間

社会

掲載号:2017年3月30日号

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地元客が集うルアーブル
地元客が集うルアーブル

 六角橋交差点そばにある喫茶店「ルアーブル」が3月31日で閉店することがわかった。”地域に親しんだお店”として、36年間愛されてきた。3月23日の取材時には、閉店を目前に足を運ぶ地域の常連客が多くみられた。

 赤茶色のレンガ模様の壁に赤を基調としたインテリアに囲まれた店内は、昭和ムードが漂う。マスターの深みあるコーヒー、昔ながらのナポリタン―。落ち着きのある雰囲気の中で味わう至高の”ひととき”を求める客で賑わいをみせていた。このほど3月31日を持って同店が閉店する。

和菓子製造からの転換

 國武博行さん(65)は、1980年に同店を開いた。祖父の代から営んでいた和菓子製造販売所からの転換。「20代の頃は六角橋にもたくさんの喫茶店があって足繁く通ったのを覚えている」と振り返り「自分も喫茶店をやりたい思いが強かった」と、責任者を務めていた父の反対を押し切っての開業だった。

 オープンの時から塩谷栄一さん(75)と二人で営んできた。最初は採算が合わず経営に苦労したが、60年代のアメリカンポップスを披露するオールディーズバンドを招き、ライブを行うなど、様々なイベントで地域に愛されるように。「地元の人が集まってビールを片手に酔いしれていたよ」と懐かしむ。そして、地域の癒しの場に変わった。

 店が閉まることを客に告げたのは1月。「行き場所がない」「さびしい」と客からの声もあるが、「2人とも歳を取り、後継ぎもいない」と冷蔵庫などの器具が交換の時期を迎えるのも相まって閉店を決断した。國武さんは「地元に愛され続けたお店として最後までやりきった誇りを持っている」と笑顔を見せた。
 

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