4月16日に横浜アリーナで開かれる、総合格闘技の祭典「RIZIN」に参戦する 伊藤 盛一郎さん 片倉町在住 23歳
格闘技の新星 故郷で錦
○…総合格闘技の新星として注目を集める。念願であった「RIZIN」の初出場が決まり、横浜アリーナで才賀紀左衛門選手を相手に初戦を飾る。「念願の『RIZIN』出場が叶い、地元横浜での開催。自分のためにある大会だと思う」と笑顔で話し、「打撃が強い相手だが、持ち前のスピードで寝技はもちろん、どこからでもKOを狙っていく」と意気込む。
○…父の仕事の関係でカナダのトロントに生まれた。3歳で母親と日本へ戻り、今も2人で暮らす。六角橋中学校では野球部に所属していたが「チームプレイよりも、個人プレイがしたい」と強豪の柔道部へ。高校でも続けたが「試合も県大会止まりだった。やらされていた感が強かった」と当時を振り返る。「もっと皆の注目を集める派手なスポーツがしたい」と思うようになった。
○…高校卒業後、テレビで観たリングに飛び交う大歓声に心打たれ、総合格闘技の道へ。第6代修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗さんが代表を務める「リバーサルジム横浜」の門を叩いた。勝村さんと最初に出会ったのは中丸小のとき。講師をしていた勝村さんに「よく怒られていた」と話すが、ジムを運営していることを知り、迷わず入った。「当初から光るものを感じた」と師匠。柔道の経験も活かし、寝技で頭角を現した。18歳で迎えたデビュー戦は「緊張よりも試合ができる嬉しさでいっぱいだった」と話し、「自分の試合を見るためにチケットを買って応援に来てくれる。嬉しくてたまらなかった」。
○…極め技を武器に現在まで15戦12勝1敗2分。2015年には第3代ZSTフライ級王者に輝いた。「柔道があったからこそ勝っている」と自己分析。昨年は大晦日の「RIZIN」の出場が決まったが目を負傷した。「準備は万端。試合ができなかった悔しさを全てぶつけ、応援してくれる人に勝利を届けたい」と前を見据えた。
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