株式会社ここくらす(荒井聖輝代表)が運営する住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」=高島台=の改築工事が完了し、4月29日、30日の2日間かけてオープニングセレモニーを開催した。同施設は周辺で活動するNPO法人等に場所を提供し、横浜のまちづくり拠点の場を創出していく。
「しぇあひるずヨコハマ」は、築50年以上経つ2棟の鉄筋コンクリートのアパートを約8千万円かけて改築した住宅型複合施設だ。かつて神奈川宿があった場所で高島台に位置する。
人のつながりから共創を
この施設は荒井代表の曽祖父が建てた賃貸物件だったが、建物が老朽化し空き家問題に直面した。建築基準法の改正により売却することができず、解体も考えたが、「人と人がつながり、豊かな暮らしを共創していきたい」との思いから改築に踏み切った。コンセプトは「21世紀の長屋・旅籠」。荒井代表は「神奈川宿のシンボル的な施設にしたい」とオープンダイニングや展望台、畑などが備わる空間を設け、日常生活をシェアできる場を設けた。
140人で祝う
セレモニー当日は、まちづくり関係者やNPO法人に所属する人など140人近くが集まり、同施設の開業を祝った。地域団体「まま力の会」のアロマクラフトづくりや学生による「建築×まちづくり」のプレゼンテーションなども共用スペースで開かれ、盛り上がりを見せた。
荒井代表は「しぇあひるずを拠点に多業種の人の繋がりによって生まれる発想や創造物を発信していく施設にしていきたい」と話し、「横浜駅から徒歩圏内でアクセスも良い。人の温かみを感じにぜひ来てください」と地域交流イベントも積極的に実施していく予定だ。
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