4月1日付けで神奈川区長に就任した 高田 靖さん 南区在住 57歳
懐かしの地で心新たに
○…神奈川区は新婚時代を過ごした思い出の地。「縁あって戻ってきました。歴史ある街並みは変わっていませんね」とほほ笑む。職員約400人のかじ取り役として、4月1日付けで区長に就任した。区政運営で大切にするのは「笑」「正」「感」の3文字だ。「常に笑顔を心がけ、区民にとっての正義の味方として、共感していきたい」と意気込む。
○…横浜市内で生まれ育った。幼いころは人見知りでおとなしい性格だったが、足が速く、運動会で注目を集めるようになって一転、「いつの間にか目立ちたがり屋になっていました」。そこからは、いわく「チャラチャラした人生」。ビートルズにあこがれ中学でギターをはじめ、横浜翠嵐高校の仲間たちとロックバンドを結成。文化祭のステージでは、自慢の長髪をなびかせ演奏した逸話を持つ。「高校も神奈川区。自由な校風でした」と振り返る。
○…明治大学法学部に進学すると、テニスやサーフィン、当時流行っていたディスコなど、キャンパスライフを満喫した。父と同じ公務員の道を目指し、横浜市役所に就職。港南区の副区長になるまで、建築局などハード系の分野を歩んできた。「地域デビューは2年前。お世話になった方々から『区長になって良かったね』と祝福してもらえてうれしかった」と区役所ならではの仕事のやりがいを話す。
○…妻、そして15年前に露店で釣り上げた亀と暮らす。これまで名無しだったので、これを機に区のマスコットキャラクターと同じ「かめ太郎」と命名した。歴史小説を好んで読み、旧東海道の日本橋〜三島間を1年かけて歩いたこともある。「歩くことで新たな発見がある。さっそく神奈川区散歩ガイドのルートを制覇したいです」
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