(一社)県ビルメンテナンス協会会長として長年業界を牽引し、組織の充実強化と清掃技能の向上に努めてきた功績が評価され、七島町在住の鈴木武さんが「県民功労者表彰」を受賞した。鈴木会長は「ビルの維持・管理は表立った仕事ではないが大切なこと。今後も品質の向上と協会の認知度アップを目指し、会員の皆様の協力を得ながら尽力していきたい」と感謝の思いを語った。
県の最高表彰のひとつである「県民功労者表彰」は、団体や地域活動などを通じて社会福祉や保健衛生、教育・文化、産業・経済といった分野で長年活躍し特に優れた業績をあげた人に贈られるもの。今回は40人が表彰され、6月20日に実施された式典では黒岩祐治県知事から賞状が手渡された。
快適な環境の提供を
鈴木さんは、子安通でビルメンテナンスと警備保障を担う「ジャパントータルサービス(株)」の2代目社長であり、県ビルメンテナンス協会の会長も務めている。同協会は今年結成55年を迎えた団体で、人々に快適な居住空間を提供するため、講習会などを開催しながら専門技術の研鑽に励んできた。
この組織に20年前に入会してからは総務委員会委員長や理事、副会長などの役職を歴任し、会長に就任して今年で3期目となる。業界の課題となっている人材不足を補うために外国人労働者の受け入れ態勢を整えるほか、近年導入されつつあるAIロボットの実用化に向け力を注ぎ、業界全体の成長を図ってきた。「今後ますます60代以上の清掃員も増えてくるので、転倒防止などの安全面にも注力していきたい」と先を見据えて語った。
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