区の魅力を伝える新聞を小学校3、4年生から募る「かめ太郎まち自慢新聞コンテスト」で、今年度の最優秀賞に西寺尾第二小学校の足助(あすけ)優(まさ)樹さん(11)の「夏休み新聞」が選ばれた。
区内に伝わる浦島太郎伝説について、ゆかりの地を自ら巡り逸話などをまとめた力作。テーマの選定から現場での取材、紙面構成などを父親のアドバイスを受けながら作った。調べた資料をまとめながら、2日ほどで完成させたという。
足助さんは、実際に訪問した6カ所ほどの中から「足洗いの井戸」「足洗川」「慶運寺(浦島寺)」「蓮法寺」を選び、写真3点を交えながら解説。慶運寺境内の観音堂に収められた像は12年に1度しか拝観できないが、昨年の子年開帳時に見ることが叶ったことにも触れた。
足助さんは「選ばれてびっくりした。お父さんや、同じく浦島太郎の逸話が伝わる長野に住むおじいちゃんも喜んでくれてうれしかった」と話し、「調べて初めて知ったことばかりで、色んな人に知ってほしい」と笑顔を見せた。
コンテストは、小学生が区内の魅力に触れて手作りの新聞にまとめることで地域愛を深めてもらおうと、2018年度から区が実施している事業。今年度は208人の児童から144点の応募があった。受賞作品は、区役所ホームページ内の「区の紹介」から見ることができる。
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