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神奈川区 文化

公開日:2026.03.26

磯子区出身の中島さん
俗称持つ地蔵を書籍に
神奈川区内2カ所も収録

  • 著者の中島さん

    著者の中島さん

  • 神大寺の塩嘗地蔵(上)と亀住町の浦島地蔵も収録

    神大寺の塩嘗地蔵(上)と亀住町の浦島地蔵も収録

  • 刊行した書籍の表紙。5人の子どもたちは中島さんの孫たちを表現している

    刊行した書籍の表紙。5人の子どもたちは中島さんの孫たちを表現している

 道端や寺でよく見かける「お地蔵さま」は仏の中でも親しみやすい存在だが、その由来や信仰は意外と知らないもの。そんな地域の地蔵にスポットを当てるのが、磯子区出身で茅ヶ崎市史編さん・特定歴史公文書等管理委員を務める中島淳一さん(69)だ。

 今年1月に俗称を持つ地蔵を紹介した書籍『かながわのお地蔵さま』を刊行した。書籍はB5版モノクロ136頁で構成されており、県内にある65体が掲載されている。

 中島さんは、月1回発行する江ノ電沿線新聞で地蔵を紹介するコーナーを長年連載。3月号で111回を数える。その連載を書籍にまとめた。過去2冊は、湘南エリアの地蔵を中心に掲載していたが、3冊目となる今回から神奈川県内に拡大。横浜市内では中区伊勢佐木町の一六子育地蔵など8体を地蔵が祀られた由来や周辺の歴史を写真とともに伝えている。

 神奈川区からは神大寺の「塩嘗(しおなめ)地蔵」、亀住町の「浦島地蔵」の2体が収録されている。

 塩嘗地蔵に関しては「塩」が供えられた地蔵ならではの現象に触れているほか、浦島地蔵については同地近くにかつてあった寺に残る浦島太郎伝説についても紹介している。

 高校生の時から地蔵に興味を持っていた中島さん。きっかけは、当時流行っていたロックバンドのLPジャケットに描かれた地蔵のイラストだった。「地蔵の持つ独特な形や世界観に惹かれた」と当時を振り返る。その後、さまざまな地蔵との出会いを求め、鎌倉や京都などで寺巡りをした。

 大学卒業後は、藤沢市役所に就職。勤務しながら学芸員の資格を取得した。地域の文化財は由来や伝承を記録しないと語り継ぐ人がいなくなってしまうと感じた。「後世に伝えていきたい」という思いで連載を始め、今も継続する。

 同書籍は税込1500円で中区の有隣堂伊勢佐木町本店などで購入できるほか、全国の書店で取り寄せも可能。(問)江ノ電沿線新聞社【電話】0466・26・3028へ。

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