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神奈川区 意見広告

公開日:2021.08.12

市政報告
歴史は、変えられない
日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか

 今年で太平洋戦争が終結し、76年を迎えます。アジアの人々2000万人、日本人310万人の犠牲を出した悲しく辛い現実としっかり向き合い『二度と同じ悲劇を繰り返してはいけない』ということを発信し続けていくことが、私たち大人の責任だと思っています。

 横浜市が10年以上中学校で使用していた歴史の教科書は、「日本軍の勝利に東南アジアやインドの人々は独立への希望を強くいだきました」「植民地支配からアジアの国々を解放」とその戦争を美化しているものでした。また、「自分は戦争犯罪とか、戦争責任とかいう言葉が、今日まで通用することについて、いささか不審がある」と、歴史家で戦後公職追放の徳富蘇峰が書いた日記を紹介しています。

 歴史的な事実は変えられません。間違えた認識で教えられた横浜の若い人たちが、世界に出た時、しっかりと自分の頭で考えて、正しい歴史認識を持ってくれることを望むばかりです。

「思い出したくない…」

 先日、区内の方に戦時中の体験を「ぜひ聞かせていただきたい」とお願いしたところ「ごめんね。もうあんな辛いこと思い出したくないんだよ」と、言われました。

 戦時中の辛いことを思い出すのが76年経っても辛いことだというのは、何年経っても心の傷が癒えることがないということの証なのだと思い知らされる出来事でした。

横浜から平和の波を

 国際都市横浜が、横浜市国際平和推進条例に基づいて、国際社会の一員として平和な社会を目指すための具体的行動を起こすよう積極的に提案してまいります。同時に、核兵器禁止条約に未だに署名・批准しようとしない日本政府に対して、横浜市が、被爆国の責任を果たすよう、働きかけるよう求めていきたいと思います。

宇佐美さやか

神奈川区西神奈川3-2-17

TEL:045-491-6843

http://www.usami-sayaka.jp/

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