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神奈川区版 公開:2022年3月31日 エリアトップへ

東神奈川町内会の会長を務め、東神奈川駅周辺で清掃活動を開始した 櫻田 宏さん 東神奈川在住 60歳

公開:2022年3月31日

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人との縁繋ぎ より良い街へ

 ○…今年1月からJR・京急東神奈川駅の連絡橋「かなっくウォーク」周辺を清掃する活動「かなっくリーン」を開始した発起人。東神奈川町内会の会長も2019年から務めている。初回の参加者は20人程度だったが、周辺の企業や地域住民への声掛けに奔走し、2回目には約60人が集まった。「参加して活動を知ってもらうことで普段、気がついた時にごみを拾ってもらうなど町の美化が広がれば」

 ○…高校時代はバイクで日本を一周し、卒業後は二輪の耐久レースに出場していた。20代半ばには世界で最も過酷なレースとされる「パリ・ダカールラリー」に四輪で出場。その際、支援してくれるスポンサーへの営業を自身でしていたことで人との縁の大切さを知り、「人付き合いを大切にし、お願いされたら断らない」と思うようになった。

 ○…乗り物好きが高じて20代後半にはボートやヨットなどに熱中し、海上へ進出。そこで海の楽しさや危険を知り、多くの人に広めようと約26年前、ライセンス学校「横浜マリン海技学院」を東神奈川に開校。当時は住民でないながらも町内会活動に誘われ、40歳から東神奈川の住民に。今では町内会のほか区スポーツ推進委員も務めるなど積極的に地域活動に取り組んでいる。

 ○…現在小学生の1男1女と妻の4人で、日本百名山の登頂や東海道五十三次の踏破を目標に掲げるなど、家庭での活動的な日々が楽しみだという。さまざまな土地に赴く中で、地元に目を向けると神奈川宿の歴史や利便性、子育てのしやすさなど魅力を話す言葉に熱を帯びる。「もっと多くの人が東神奈川を好きになれるよう、地域の歴史や特徴を伝える案内所のような拠点を作りたい」と笑顔で話した。

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