意見広告 強い経済で、優しい社会を。 衆議院議員 中西けんじ (鶴見区・神奈川区)
自信を持って前へ
皆さんの「生産性」が低いってホント?
「日本の生産性は低い」という意見を耳にすることがよくあります。
「OECD38カ国中27位」というランキングを見ると、「そうか。もっと頑張らないと!」と思いますよね。
ただ、人種や国籍、生い立ちなどが異なる人たちと一緒に働き、世界の色々な国を訪れた経験からすると違和感があります。
どこかおかしいですね
外国人は、首都圏の路線図の規模と複雑さに驚きます。さらに、たった1分遅れただけで「申し訳ございません」というアナウンスがあるのでもっと驚きます。
日本に10年以上滞在し、帰国した外国人の友人からこんなメールが来ました。
「私が生まれ育った無礼者と怠け者の国に戻りました」
あれ?そうなんですか!
海外で87ドルの物を買って100ドルを出したら、「88・89・・90」と1ドル札を1枚ずつ置いて、最後に10ドル札で「はい100ドル。サンキュー」です。おつりに10ドル札を2枚もらおうと107ドルを出したら7ドルを先に突っ返されます。店員さんは、暗算どころか引き算が苦手です。それなのに日本は生産性で劣っているとされています。
本当の生産性は測れません
実は「OECDが計算した生産性」はありますが、経済学者などが「真の生産性」と呼べるようなものは、どこにもありません。しかも、その「OECDの生産性」には重大な欠陥があります。
たとえば、あるタクシーの売り上げが8時間で1万円の時に、OECDは「1時間当たりの生産性は1250円」と計算します。売り上げが10万円になると、生産性は10倍の1万2500円に跳ね上がります。これは運転手さんの努力の成果というより、「景気が良くなってお客さんが増えた」と考える方が自然だと思います。
OECDはGDPという国全体の売り上げ(正しくは付加価値)を使って「生産性」を計算していますが、これは「景気が良くて儲かれば上がる」というだけのものなのです。
犯人はデフレ
日本は長い間デフレに苦しみました。デフレとは需要が足りないことです。お客さんが乗ってくれなければ、頑張って走っても稼げませんからタクシーの生産性は下がります。状況が悪い中で、よい成果を上げるのは簡単ではありません。
雨の降る極寒の球場で試合をしたのでは、佐々木朗希投手は160キロ台の速球を投げ続けることが難しいでしょう。大谷翔平選手にしても、豪快なホームランを飛ばすだけのフルスイングはつらいと思います。日本の置かれた状況も同じでした。決して「生産性」が低かった訳ではありません。
自信を持って前へ
しかし、2013年の政府と日銀の共同声明以来、日本経済を取り巻く環境は非常に良くなりました。デフレから抜け出し、秘めていた力を発揮し始めた日本に世界中が注目しています。高い教育水準と技術力を誇り、1億2千万人を超える人口を擁する巨大な経済が、ようやく普通の状態になりました。「OECDの生産性」も当然上がり始めます。
もちろん「上司が帰るまで帰りづらい」「メールで送れば済む資料を、プリントアウトして持参する」など、個別には改善をしていくべき点があると思います。しかし、トヨタ式カイゼンに象徴されるように、我々はひとつひとつ丁寧により良いものに変えてきました。むしろ、日本の組織が得意としてきたことです。
これまでも、そしてこれからも、経済に関する正しい理解をもとに、皆さんの暮らしを豊かにするための政策を推し進めていきます。
▽企画・制作/中西けんじ事務所【電話】︎045・565・5520
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