神奈川区 トップニュース教育
公開日:2023.07.27
岩崎学園
養蜂で地域に緑を
学生や児童が中心
学校法人岩崎学園=鶴屋町=は、株式会社A.G.A=同=と連携し「IWASAKIみつばちプロジェクト」に取り組んでいる。7月23日には、メンバーの学生たちが初の活動で蜂の世話や環境整備に挑戦。今後は養蜂を通じて、自治体等と関わりながら地域の自然環境の向上等を目指す。
同学園が2022年9月に始動した同プロジェクトに参加するのは、同学園の専門学生や公募で集まった小学生、高校生。ミツバチの活動により受粉が行われ果物が育ち、その蜂が生きていくには花や緑が不可欠であることから、養蜂を通じて子どもたちに地域の自然の大切さを学んでほしいとの思いで始まった。
昨年からは準備段階として、蜂の育て方や巣箱が設置される同学園情報セキュリティ大学院大学=鶴屋町=の周辺エリアの緑化状況などを調査。今年6月25日には、セヤミツラボ=瀬谷区=で養蜂体験も行った。活動をサポートする同社担当者は「子どもとの接し方もロールプレイで学びながら頑張っている。回を重ねるごとに仲も深まり、意見も活発に出るようになってきた」と語る。
7月23日には、同大学の屋上にいよいよ巣箱を設置し養蜂をスタートした。当日は、メンバーで、草むしりや蜂の巣の掃除や餌やりに挑戦。夏の暑さの中、学生や子どもたちは汗を流しながらも、真剣な表情で一生懸命に取り組んでいた。八木祐樹君(小4)は防護服に身を包んで蜂の巣の手入れを行い、「間違えて踏まないように丁寧に作業するのを心がけた。瀬谷区での経験もあったから怖さはなかった」と振り返った。樹広君は(小4)は、「草取りが大変だった。蜂が元気に大きく育ってほしい」と笑顔を見せた。
自治体への提案も
今後は月1回程の頻度で掃除や餌やりを行っていく予定。また、養蜂と連動して緑化活動も推進していく。周辺エリアのグリーンマップを作り、緑を増やす計画なども自治体や周辺地域に提案していくという。また、ハチミツの採取がうまくいけば、27年に開催される横浜国際園芸博覧会での販売も目標としている。
「養蜂が面白そうだと思って参加した。ミツバチは人を刺さないというのは、本当だなと実感した」と話すのは情報科学専門学校の森由樹さん(21)。「児童たちと一緒に取り組んでいるので、何よりも怪我をしないようにと思ってやっている。半径2キロが蜂の活動範囲なので、緑を増やしていければ嬉しい」と意気込みを語った。
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