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神奈川区 社会

公開日:2024.02.29

余剰米でクラフトビール
区内企業がJALと連携

  • ビールの発表会で笑顔を見せる坂本CEO(右)

 余剰食材をアップサイクルしたクラフトビールを開発・販売する株式会社Beer the First=神大寺=は2月21日、日本航空株式会社(JAL)と連携した新たなクラフトビールを発表した。

 昨年行われたJALイノベーションラボ主催のビジネスコンテストで、同社が最優秀賞に選出されたことから今回の共同プロジェクトが始まった。コンテストは、JALが非航空領域での社会貢献を目指して初めて行ったもので、「より良い社会を目指し、社会に価値を生む新規事業を共に生み出す」というテーマで約50社が参加した。

 同社が注目したのは、空港のラウンジで使用される米。ラウンジでは、品切れにならないように多くの米をストックしているため、消費しきれない余剰米もあった。そこで、米を原材料にしたクラフトビールの開発を同社が提案。5社による9月の最終審査も勝ち抜き、JALとの協業が決まった。

 今回開発されたのは、「Japan Arigato Lager」。頭文字がJALになるビールは、華やかなホップのフルーティーな香りが特徴のコールドIPAスタイル。坂本錦一CEOは、「揚げ物などに合う味わい。自宅や旅のお供に楽しんだり、贈り物としても使ってもらいたい」と話す。350ミリリットルの缶ビールには、”いただきます”や”ありがとう”の日本文化を現すデザインに加え、原材料となった米や飛行機も登場するなど、JALならではの製品となっている。

 新ビールは、3月1日に販売開始。JALモールや羽田空港のほか、首都圏のスーパーマーケット「オリンピック」の一部店舗でも発売される予定。横浜市内では、オリンピック港北ニュータウン店=都筑区=で販売予定となっている。

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