意見広告・議会報告
市政報告 待機児童ゼロも潜む課題 自民党横浜市会議員団 小松のりあき
横浜市から今年4月1日時点での、保育所等利用待機児童数の状況が公表されました。それによると、横浜市での待機児童数は2013年以来のゼロとなりました。
確かに12年ぶりの「ゼロ」は表面上、大きな進展に見えます。しかし、その実態に目を向ければ、課題は山積しています。
最も見過ごせないのは、育児休業延長希望者を除いてもなお1511人に上る「保留児童」の存在です。特に深刻なのは1歳児で、807人ものお子さんが入所待ちの状態です。これは、子育て真っ最中のご家庭が直面している困難の象徴と言えるでしょう。市は1歳児の受入枠拡大を進めているとしていますが、この数字を見る限り、需要に全く追いついていないのが現状です。
また、資料によれば市内には認可保育所等で4031人分の定員割れ、すなわち空き定員が存在するとされています。一方で、多くの方が複数の園に申し込んでもなお保留となっている現実があります。
これは、単に「空きがある」というだけでは意味がなく、地域的な偏りや、保護者が真に求める保育サービスとのミスマッチが解消されていない証左ではないでしょうか。一園しか希望しない方が25・7%もいるというデータも、魅力的な選択肢が十分に提供されていない可能性を示唆しています。
「待機児童ゼロ」という言葉だけに安住せず、保留児童という「声なき待機児童」の問題に真摯に向き合うべきです。既存施設の有効活用はもとより、地域偏在の解消、保育士の更なる待遇改善と確保、そして何よりも保護者のニーズに合致した、真に利用しやすい保育サービスの拡充を強く求めます。市民生活の安心と横浜の未来のため、実質的な待機児童解消に向け、引き続き全力で取り組む所存です。
委員構成が決定
令和7年第2回市会定例会が15日から始まり、本会議において常任委員会・特別委員会等の委員構成が決定しました。私は国際・経済・港湾常任委員会の副委員長と、特別市・大都市行財政制度特別委員会の所属となりました。「責務は安全」をモットーに改めて市政の諸課題について議論していきます。
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