神奈川区 社会
公開日:2025.06.26
浦島小すべり台、復活へ
卒業生たちが奮闘
1932年に浦島小学校児童の手により作られた「かめの子すべり台」。同校の敷地内で児童たちの遊び場として愛されていたが、8年前から安全性の面で使用禁止になった。
そんな「かめの子すべり台」を、以前のように児童たちの遊び場として復活させる活動を行っている「かめの子すべり台復活プロジェクト」が動き始めている。
「かめの子すべり台復活プロジェクト」は卒業生の齊藤正志さん=人物風土記で紹介=と同じく卒業生の友人により結成された。7年前に齊藤さんの息子が同校に入学したタイミングで、当時遊んでいた「かめの子すべり台」が、現在は遊具として使用禁止になっているという事実を知る。
昨年度PTA会長に就任した頃、同校の卒業生たちにすべり台の復活について訴えると意気投合し、同プロジェクトを発足。一級建築士の旧友や遊具の知識がある知り合いからの協力を得て、使用禁止の原因を調べたり、修繕の見積りを出すなどの動きを進めている。すべり台のサイズは縦横約12m、高さは約4m。手すりの間隔やすべり台の材質、階段の勾配などが主な理由だという。
6月17日には公式LINEオープンチャットを開設するなど、現在復活プロジェクトの周知に力を入れている。代表の齊藤会長は「多くの地元の人の思いが詰まった場所。再び子どもたちが遊べるよう、ぜひご協力いただけたら嬉しい」と力強く話した。
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