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神奈川区 人物風土記

公開日:2025.07.10

「かながわユースフォーラム」の代表を務める神奈川大学3年生の
露口 遥菜さん
六角橋在学 20歳

地域と人つなぐ架け橋に

 ○…高校生や大学生にボランティアへの関心を持ってもらおうと神奈川大学生が企画する「かながわユースフォーラム」の代表として、今年2月ごろから準備を進めてきた。大学1年生の頃に初めて参加し、「前で堂々と話す姿がかっこいい、絶対に代表になってやると一目見て思った」と当時の思いを振り返る。

 ○…中学生の頃から地域活動に参加してきた。地元青葉区でのまちづくり活動「市ケ尾ユースプロジェクト」で、地域の商店を活気づけるためのスタンプラリーの実施に携わるなど、長い間地域活動に携わり実際に活動していく中で、「どうやったら人を巻き込んでいけるだろう」と関心が深まった。大学では人間科学部に所属し、特に地域社会における人々の交流や課題解決について学んでいる。

 ○…「幼い頃は人と話すことが苦手で、一人でいる方が好きだったんです」と話す。中学で友達に誘われたのをきっかけに、たまたま地域活動に参加するようになった。地域の人と話す中で、「自分の意見を言うことへの不安が大きかったが、地域の人が意見を否定せず受け止めてくれた体験から、人と話すのが好きになった」と晴れやかな笑顔で話す。授業や地域活動以外の時間は絵を描いており、同プロジェクトのチラシのイラストも手掛けた。地元で出会った親切な店員さんに惹かれ、迷わず入ったコンビニエンスストアのアルバイトでは、「POP作成を担当したら、店長がQUOカードをくれました」とにこり。

 ○…約半年間かけて準備してきたユースフォーラム。当日は他大学の学生や高校生を含む約350人が来場し、無事成功をおさめた。「卒業後も多くの人々を巻き込み、地域を盛り上げる活動がしたい」と語った。

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