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神奈川区 人物風土記

公開日:2025.08.21

横浜市民防災センターの所長を務める
安井 健太郎さん
神奈川区在勤 53歳

個と向き合う姿勢を

 ○…防災・減災教育の場や災害時の応急活動拠点として防災啓発を行い、横浜駅からも近い横浜市民防災センター。9月に控える「ぼうさい縁日‼」など、子どもから大人までが防災について学べるイベントを定期的に開催している。所長を務め、今年で2年目。「訪れた人が防災について1つでも多く学んでもらえる場にできたら」。

 ○…戸塚区出身。幼いころから体力には自信があり、中学2年生で始めたアイスホッケーは12年間続け、社会人になってからもアイスアリーナで練習をしていた。「夜中3時から練習し、始発で帰るというような生活をしていた。周りにやっている人がいなかったから惹かれたのもあったかな」とはにかむ。

 ○…高校卒業後に食品メーカーで営業職として2年間働いたのち入職。最初の10年間は救助隊として現場で経験を積み、その後消防局指令センター、金沢消防署などでの勤務を経て、昨年4月に戸塚消防署から防災センターの所長に就任した。好きな言葉は、松尾芭蕉の「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」。「言葉の通り、組織を面で見るのではなく、一人ひとりを見て評価するようにしたいですね」と現場に寄り添う姿勢を崩さない。趣味は「珈琲屋めぐり」。ヴィンテージバイクで旧街道や山間の田舎道を巡り、カフェでコーヒーを嗜む。「偶然ふらっと入った店が驚くほど美味しかったりするんです」と頬を緩める。

 ○…日ごろから職員に伝えているのは「広報」と「啓発」を使い分けることの重要性。「知識を伝える『広報』だけでなく、意識を高め、実際の行動につなげていく『啓発』が大事。防災知識が生かされるのは、一生に一度あるかないか。だからこそ丁寧に伝えたい」。

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