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神奈川区 人物風土記

公開日:2025.09.25

神奈川警察署で産業医兼医務嘱託医を務める
末永 直さん
七島町在住 70歳

目の前の人と向き合う

 ○…「末永クリニック」院長として地域の人々の健康を支えながら、神奈川警察署で産業医兼医務嘱託医として職員や被留置者の健康管理を担い、今年で27年目。関東管区警察局長から長年の貢献に対し感謝状が贈られ、「形になって返ってくるとうれしい」と笑顔をこぼす。当時の神奈川区医師会会長から、外科医としての経験があるということで指名されたのがきっかけ。病院患者以外の被留置者と接するこの仕事について「心を開かない人もおり難しい面もあったが、だからこそ長年向き合ってきて良かった」と話す。

 ○…千葉県銚子市に生まれ、4歳の頃に父親が「末永外科医院」(現在の末永クリニック)を開業して以来、七島町に暮らしている。自宅兼クリニックは大口1番街の目の前。「当時このあたりは今では考えられないほど賑わっていたな」と子ども時代の町の風景を振り返る。神奈川学園精華小学校、聖光学院中学校高等学校に進学した。

 ○…高校卒業後は聖マリアンナ医科大学で6年間学び、研修医として2年間経験を積んだ後、横浜市立大学医学部第一外科へ入局。父が病気を発症したのを機に38歳で院長を引き継いだ。

 ○…中高時代は卓球部、大学時代は山岳部に所属していた。神之木地区センターで卓球を教えている患者のところへ、週一の頻度で卓球をしに行っていた時期も。「経験者同士だと動きで分かるんですよね」。趣味はスキーや登山。スキーは家族や親戚一同で行くことも多く、「これでは満足がいかないんだけれどね」と自身の滑りのフォームを動画で見ながら笑顔。贈られた感謝状について「事務手続きを引き受けてくれる職員や薬剤師の方の力が大きい」と、身近な人への感謝の気持ちを語った。

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