川崎市教育委員会が、市地域文化財候補の推薦を募っている。市内の市民生活や文化、地域風土に根ざして継承されてきた文化財を地域文化財として顕彰・記録することで、光を当てその価値を伝えていくことが目的。市は顕彰制度を2017年に創設し、これまで213件の地域文化財を指定している。
対象は、指定や登録されていない【1】建造物や絵画、彫刻、古文書などの有形文化財【2】行事や民俗芸能等の無形文化財【3】農具や漁撈(ろう)具等の有形民俗文化財【4】遺跡や名勝地等の記念物-など。概ね50年を経ており、所有者から推薦の同意を得たもの。推薦できるのは、地域郷土史会や文化財ボランティア団体、町内会など、対象文化財に関わりのある市民団体等。個人からは受け付けないが、市教委担当者は「ふさわしいものがあれば、ご相談ください」と呼びかけている。
推薦は、専用書類に記入し郵送または市教委事務局に持参する。期限は6月30日(金)。その後は、7〜10月に推薦内容の確認と市文化財審議会からの意見聴取を行い、12月に決定し公表する予定。
地域文化財に指定されると、市ウェブサイトやパンフレットにより周知され、管理方法などについて専門家による指導助言を受けられる。
問い合わせは市教委文化財課【電話】044・200・3305。
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