宮前区 社会
公開日:2026.04.10
外国人バス運転士がデビュー 宮前区内の路線でハンドル握る
公共交通の人手不足を背景に、一昨年、一定の専門性を持つ外国人が就労できる在留資格「特定技能」の対象に自動車運送業が追加された。こうした中、3月に宮前区内を走る東急バスでインドネシア出身の運転士2人がデビューを果たした。
同社初の外国人運転士となったのは、マハトミさん(26)とバグスさん(39)。マハトミさんは、特定技能の在留資格を持つ女性として、日本初のバス運転士となった。虹が丘営業所に勤務し、たまプラーザ駅を起点に宮前美しの森公園やくすのき公園などを巡回する路線や、横浜市青葉区内の路線でハンドルを握っている。
昨年9月に来日した2人は、日本で大型二種免許を取得し、新任運転者研修を開始。座学から実技、最後は指導員付き添いのもと、実際の路線で本番さながらの路上教習を積み重ね、来日から6カ月、3月15日に念願の独り立ちを迎えた。客を乗せ運転することにやりがいを感じながらも、「決められたダイヤを守るのが大変」と難しさも実感しているという。
笑顔絶やさず
ジャワ島東部出身のマハトミさんは、アニメや文学の影響で日本を好きになり、大学では日本文学を専攻。卒業後に就職したが、「憧れの地で働きたい」と求人に応募した。明るい笑顔が印象的だが、当初は「ハンドルを切る」「頭を振る(車体を前に出す)」といった運転専門用語に苦労したという。
感謝の言葉にやりがい
ジャワ島中部出身のバグスさんは、過去に日本企業で3年間勤めた経験があり、もう一度日本で働きたいと応募した。乗降客から「ありがとう」「お世話になりました」と感謝の言葉をかけられることが、やりがいにつながっている。現在は妻と2人の子を母国に残しての単身赴任中だが、将来は迎え入れたいと期待している。
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