宮前区 経済
公開日:2025.11.14
住宅地価格「鷺沼」が6位
県の地価調査で
このほど神奈川県が発表した土地取引価格の目安となる7月1日時点の基準地価で、「鷺沼」が住宅地価格で県内6位となった。
宮前区内の調査対象は、住宅地13地点と商業地4地点。1平方メートルあたりの全用途の平均価格は36万900円で、平均変動率も5%(前年4・4%)と上昇率が拡大した。
住宅地では、川崎市の平均変動率が4・4%(前年4・4%)に対し、宮前区は4・4%(前年4・2%)。区内の調査地点では、東急田園都市線・鷺沼駅と宮前平駅の中間に位置する「小台2丁目23番10外」が8・3%で最高上昇率だった他、全ての調査地点がプラスとなった。価格は、県内6番目の高さとなった東急田園都市線・鷺沼駅近くの「鷺沼1丁目15番13」が52万9000円でトップ。次いで「小台2丁目23番10外」が49万8000円で続いた。
県の調査によると、都内との価格差や人口増などを背景に、交通利便性が高い駅徒歩圏を中心に需要が堅調で、継続して地価の上昇傾向が見られたという。
一方、商業地は、川崎市の平均変動率が9・2%(前年8・4%)に対し、宮前区は6・8%(前年5%)。区内の調査地点では「宮崎2丁目10番9外」が8・7%で最高上昇率となった。価格は「宮前平1丁目10番13外」の82万円がトップ。次いで「宮崎2丁目10番9外」(76万4000円)だった。
県の担当者は「上層階を共同住宅として利用可能な地域では、旺盛な住宅需要を背景に、継続して強い上昇傾向が見られた」と分析している。
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