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公開日:2026.06.26
富士通(株) 「おかえり」陸上競技部 29年ぶり 活動拠点を川崎に
日本代表選手を多数擁する陸上の名門・富士通陸上競技部が今年5月から活動拠点を千葉市から川崎市へと移した。6月17日に三代直樹監督、キャプテンの浦野雄平選手らチーム関係者が川崎市役所本庁舎を訪れ、福田紀彦市長に移転を報告。「川崎から世界へ」飛躍を誓った。
同部は1990年に富士通川崎工場(現本社/中原区)で創部。97年に千葉市に練習拠点を移転し、「世界で戦える選手の育成」をモットーに日本陸上界をリードし続け、これまでに多くの日本代表選手を輩出したほか、ニューイヤー駅伝でも3度の優勝を誇る。2020年日本選手権クロスカントリー優勝などの実績を持つ浦野選手、パリオリンピックの男子4×400mリレーで6位に入賞した佐藤拳太郎選手や中島佑気ジョセフ選手、25年日本選手権の女子100mハードルで優勝した田中佑美選手ら、世界を舞台に活躍するトップアスリートが多数在籍している。
今回の陸上競技部の移転は、「かわさきスポーツパートナー」として、すでに川崎市を拠点に活動しているアメリカンフットボールの「富士通フロンティアーズ」や、女子バスケットボールの「富士通レッドウェーブ」とともに、富士通(株)の運動部を集約することが目的。「Fujitsu Sports」として、各部の価値向上と一体的な運営で「スポーツのまち・かわさき」の地域に根差しながら、さらなる地域のスポーツ振興を目指していく考えだ。
「地域に貢献を」
市役所を訪問した同部の林恒雄部長や三代監督、キャプテンの浦野選手らは福田市長に移転を報告。林部長は「富士通陸上競技部には、世界で戦える選手がそろっている。昨年の世界陸上に出た選手や、今年夏に行われるアジア大会に出場する選手もいる。川崎に新しい活気、市民の皆さんに応援してもらえる、感動を持ち込むことができると期待している」と決意を語った。
国学院大学に在籍していたときには、寮のある高津区に住んでいたという浦野選手は「拠点を移し、新たな環境で活動できるというご縁に感謝したい。競技活動以外でも地域との交流であったり、スポーツの普及を通じて地域に密着し貢献できるようなチームを目指していきたい」と抱負を語った。三代監督は「気持ちも新しく、前向きになっている。明るく頑張っていきたい」と話した。
同部は今年4月に、JR武蔵中原駅近くにトレーニング施設も備えた選手寮が完成。多摩川河川敷などを中心に練習に取り組んでいる。6月に行われた多摩川の美化活動にも参加し、今後、地域活動にも積極的に参加していく予定だという。
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