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公開日:2026.07.03
市政報告Vol.58 既存施設を活かした中高生向け学習スペースの整備に向けて! 川崎市議会議員 矢沢たかお
6月23日の第2回定例会の一般質問で、「中高生向け学習スペースの整備」について、こども未来局と川崎市教育委員会へ質問を致しました。家庭環境や経済状況に左右されず、子どもたちが安心して学習できる公共の自習空間を求める声は、現場から切実なものとして上がっています。
勉強できるところがない
「図書館の閲覧室は席が取れない」「テスト前に塾の自習室のような施設がほしい」「毎回、飲食店で勉強するのはお金や気持ち的にもツライ」といった学習スペースを求める中高生の声を直接伺うことが増えています。
現在、市は全58館ある「こども文化センター」を学習できる場と案内しています。しかし、同センターは本来、遊びや交流を通じた健全育成のための施設で、年間の延べ利用者数は約178万人、その大半が小学生です。そのため市側も「中高生が常時静かに学習できる専用スペースとしては一定の制約がある」との認識を示しました。
「市民館」活用の可能性
そこで今回提案したのが新たに費用をかけて専用施設を整備するのではなく、既存の公共施設の有効活用についてです。
例えば視察した東京都世田谷区では、夜間まで開館している区民センターや地区会館などの空き部屋を中高生向けに毎日無料開放する取り組みを令和6年から行っています。貸館予約の入っていない時間帯を柔軟に活用するシンプルな運用で大きなトラブルもなく、平時で月500人前後、夏休みは月1100人超の延べ利用者を記録する成果を上げています。
一方、本市の「市民館・市民館分館」の利用状況を調査すると、全13施設の会議室や学習室の平日平均利用率は53・6%、中高生の放課後にあたる「夜間」の利用率は38・7%にとどまると判明しました。つまり、市民館には中高生を受け入れるための十分な余力があるということです。
市民館は生涯学習の拠点であり、利用率の低い時間帯の空き部屋や共用スペースの有効活用は、新たな利用者層の掘り起こしにもつながります。すでに一部の施設では期間限定の学習室開放が行われた実績もあり、各区で全面展開できないか提案しました。
教育長からは「フリースペースや、空き会議室等を活用できるよう、関係局区や指定管理者と連携して、他都市先行事例を参考にしながら検討していく」と答弁がありました。学生が安心して勉強できる環境の実現に向け、今後も提言を続けてまいります。
矢沢たかお
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宮前区初山1-20-12
TEL:044-976-2727
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