戻る

港北区 社会

公開日:2026.09.03

菊名地区 公園にバスケコートを! 児童らが署名呼び掛け

  • 菊名地区センターに集まった児童ら

    菊名地区センターに集まった児童ら

  • 区長にスピーチする児童ら(保護者提供)

    区長にスピーチする児童ら(保護者提供)

 菊名のミニバスケットボールチームに所属する小学5年生11人が、公園へのバスケットボールゴール設置を目指すプロジェクトを立ち上げ、自主的な署名活動を行っている。自ら市議や区長への陳情を行い、地域活動に励むなど、子ども主導で大人を動かす取り組みに地域で応援の輪が広がる。

 きっかけは、メンバーの大半が通う菊名小学校の校舎改修工事だった。仮校舎が校庭に建設されるなど数年間にわたり外で体を動かす機会が制限され、地元のクラブでバスケに励む酒川ジャック瑠偉さん(小5)らは「大好きなスポーツを身近で楽しめないのが本当につらい」と切実な思いを抱えていた。

 菊名地区の公園には自由に使えるゴールが一つもない。この現状を変えるため、同校5年生を中心としたチームメイト11人が自分たちで遊べる環境を作ろうと、自主的なプロジェクト「KBP(菊名バスケットボールプロジェクト)」を今夏立ち上げた。

 児童らの要望は、自由に使えるバスケットボールコートまたはゴールの設置。「運動機会を増やし体力や健康を育てたい」「安心して遊べる・練習できる場所を増やしたい」「地域の交流やつながりを生む場所にしたい」「将来の夢や目標を持てるきっかけにしたい」といった思いが込められている。

 児童らの活動は単に大人にお願いするだけではとどまらない。まずは身近な公園を自分たちの足で巡り、設置場所の候補として大豆戸桜田公園や菊名いちょうの広場、太尾公園などを自ら調査した。さらに地元の横浜市会議員に直接連絡を取りアポイントを獲得。横浜市役所で港北区長や市議らを前に、スピーチによる正式な陳情を行った。また、全国でコート整備の普及活動「ピック・アップ・プレイグラウンド」を行う代表理事からもアドバイスを得た。

 さらに、彼らはアドバイスを活かして夏休み期間を使い、さまざまな場所で手書きの署名を集める街頭活動を実施。オンラインでの呼び掛けも開始すると、わずか数日で3000筆を超える賛同が集まり、大きな反響となった。今後は老若男女を問わず賛同してもらえるよう、菊名駅前での署名活動を継続していくという。

 「欲しいからちょうだい」と要望するだけで終わらせず、地域に貢献する責任ある行動も欠かさない。夏休み中、菊名地区センターに集まり話し合いを重ね、テニスやサッカーといった他の競技者と公園を共有するためのルール作りや時間割の提案を検討しているほか、地域住民に活動を認めてもらうために、自発的に公園や通学路のごみ拾いや清掃などのクリーンアップ活動も実施。第8回の話し合いが行われた8月26日には地区センターから学校までの通学路のごみ拾いや、体育館周りの草むしりにも汗を流した。作業中、地域住民や学校の先生たちから「えらいね」と温かい労いの言葉をかけられ、児童らは誇らしげな笑顔を見せていた。酒川さんは「設置してもらうよう頑張るのでサポートお願いします」と呼び掛ける。

港北区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

港北区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

港北区 ローカルニュースの新着記事

港北区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS