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宮前区 人物風土記

公開日:2026.09.11

現代美術家として「人造人間」をテーマに創作活動を行う 佐藤 稜二さん 有馬在住 30歳

  • 佐藤 稜二さん (写真1)

探究心が制作の原点

 ○…現代美術家として、「人造人間」をテーマに立体と平面の作品を制作している。「人間の死後、個人の魂はどこに行くのか。新しい身体が用意できたら、そこに魂が戻ることがあってもいいのではないか」。子どもの頃に感じた漠然とした疑問が、作品を作り続けるきっかけとなった。

 ○…西有馬小学校、有馬中学校の卒業生。子どもの頃から、絵を描くことが好きだった。今の制作につながる原点が、小学生で取り組んだ自由研究。静岡で見た人形浄瑠璃の操り人形に惹かれ、自分で作ってみようと思い立った。ただ「普通に作るだけでは面白くない」と、当時の自分の背丈ほどもある操り人形を発砲スチロールで作り上げた。「家族に手伝ってもらって学校へ持っていったけど、壊れないようにタオルで巻いたのでミイラを担いだみたいだった」と笑う。

 ○…高校卒業後は、愛知県立芸術大学へ進んで油絵を専攻した。絵を楽しみ、学びながらも「平面だけでは少し狭い」という感覚が芽生え、立体作品も手掛けるように。小学生の頃のアイデアを思い出し、卒業制作で作ったのが木材などによる立体作品「Garateia(ガラテア)」の1号機だった。「子どもの頃のアイデアが一番純粋でエネルギーもある」。その後も探究は続き、最新のガラテアは3号機まで作り上げた。

 ○…現在は油絵を教えながら、研究や制作に励む毎日を送る。「色々考えたり、研究したりするのが好き」。木材や電子部品を使ったガラテアの3号機ができるまでには2年近くかかったが、全く苦にはならない。「ガラテアの完成があるかは分からない。今後も考えながら、思考の流れも作品にしていきたい」。今後も探究の日々を続けていく。

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