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公開日:2026.11.06
平地区 「つばめ号」が本格運行 地域住民の熱意実る
平地区の地域住民でつくる協議会が運営するコミュニティ交通「つばめ号」の本格運行が、11月2日から始まった。これまで計4回の実証実験などで、持続可能な運行の見通しが立った。
運営を担う「平・五所塚コミュニティー交通地域協議会」(高見創会長)は2017年に設立された。高台に建つ市営高山団地は、近隣のスーパーから標高差が40mほどあることから、買い物帰りに坂を上るのが大変という住民の声を受けたことがきっかけとなった。
運行実験は2022年度から、毎年期間を設けて4回実施。運行ルートや日数、利便性の向上や運賃など最適な運営方法を試行錯誤してきた。加えて、応援グループ「つばめフレンズ」の活動が本格運行を後押しした。地域の看護師や薬剤師らが連携し、「外出機会の増進は健康づくりにつながる」と、つばめ号運行と連携し健康増進のイベントを企画・開催。課題となっていた認知度向上にも貢献してきた。
持続可能性を評価
運行経費は、運賃収入に加え、地元企業などの協賛金(スポンサー料)と川崎市による3分の1の補助で賄う。市の担当者は「最も重視したのは持続可能性」といい「これまでの運行実験で採算性などの課題解決のめどがついたこと、協議会やつばめフレンズの方々が団結しており、地域全体の体制が構築されている」と評価した。
週2日運行
つばめ号は、月曜と金曜の週2日、午前10時から午後2時まで(1日8便、約25分間隔で周回)運行する。運賃は1回300円で、回数券(11枚綴り)などを用意する。
運行初日には向丘出張所で出発式が開かれ、宮前区の齋藤正孝区長、運行事業者の東栄興業の真田政幸代表取締役、つばめフレンズの谷岡功一会長ら関係者が集まり、テープカットなどで節目を祝った。
高見会長は「諦めそうになったこともあった。それでも交通を必要とする方々の声や、つばめフレンズをはじめとする地域の熱意が通じて今日を迎えることができた」と喜びをかみしめた。
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