4月14日、高津防犯指導員連絡協議会の会長に就任した 山本智英(ともひで)さん 久地在住 65歳
「地域安全の一助に」
○…区内で発生する犯罪を未然に防ぐため、キャンペーンや繁華街での声掛け、青色パトカーでのパトロールなどを警察や各機関と連携して実行する団体として地域の安全を見守っている。今月行われた総会で、新会長に任命された。「これまでの会長や会員が築いてきたものを実行するだけ」と謙虚な姿勢だが、「実動部隊」として寄与してきた自信から今後も防犯に貢献していく構えだ。
○…平成5年、知り合いに誘われ活動に参加。当初は近所に加入者がいないからとの気持ちだったが、活動を続けるうちに使命感が湧いてきた。気付けばキャリア18年のベテランに。平日に集まることが多く、地元農家や自営業者、主婦など約15人が月に2回ほど活動をしている。「若い人にも加わって欲しいが、実際に連携を取って活動するには常に参加できるメンバーが必要」と長年協力しながら続けている仲間との連携を大切にしている。
○…高津区生まれ。小さい頃から、友達と外を駆け回る活発な少年だった。当時は許可制のオートバイに乗り、まだ砂利道だった区内を走り回るのが楽しみだった。友達と許可をもらいに高津署に行き警察官から交通ルールを教えてもらったのは良い思い出。「その頃から警察とは縁があったのかな」と懐かしそうに振り返る。サラリーマンを経験後、父親が経営する金属プレスの会社に入り現在も続ける。二人の子どもを育て上げ、4月初旬には女の子の初孫が誕生した。今は多忙で中々会えないが「成長してくれるのが楽しみ」と優しく微笑む。
○…「昔に比べいろんな施設が増え住みやすくなった」と街の便利さを喜ぶが、都市化したことにより増加する犯罪も懸念する。ひったくりや盗難、振り込め詐欺など課題は多い。しかし、犯罪を防ごうとする各機関の結束は固く「地道に活動を続けていくことで、安全で平和な街をつくりたい」と強い決意を表した。
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4月26日