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高津区 人物風土記

公開日:2011.07.29

川崎西ライオンズクラブ第47代会長に就任した
坂本 忠弘さん
久本在住 67歳

笑顔絶えぬ奉仕目指す



 ○…「今年は例年以上に体を使った労力奉仕に取り組みます」。半世紀近く続く伝統あるクラブの会長に就任し力強く抱負を語る。3月の大震災で多くの被災者が出たことを受け、募金やバザーなどを中心とした支援活動を自ら先頭に立ち行う構えだ。「集まった浄財は現地に直接出向き手渡したい。長期的な支援が出来るように常に工夫した行動を心がけます」



 ○…溝口駅周辺の清掃活動や募金、献血・献腎・献眼を訴える活動など47年目を迎えたクラブの活動は様々。今年度掲げたテーマは「笑顔の絶えない奉仕と例会」。「先輩方が築いてきた奉仕の心を大切にし、我々の伝統である楽しい例会を継続させたい」と語る。先輩の誘いをきっかけに入会したのが25年前。「地元の尊敬する方々と行動を共にし、楽しい仲間と出会えたことが貴重な財産になっています。控えめな性格も活動を通して活発な性格に変わりました。みんなと飲み歩いたりね」



 ○…高津区で生まれ育つ。地元の小学校に通っていた頃は「今同級生に会うと驚かれるくらい、おとなしい性格だった」と振り返る。武蔵工業大学卒業後、建築会社に勤務。父親が経営する木工所を引き継ぐために、一級建築士の資格を活かし設計事務所を開くと仕事漬けの毎日に。昨年、仕事に区切りをつけ、ようやく時間が取れるようになった。「何十年ぶりかに妻との旅行も出来た。孫娘と会う時間も増えました。(孫の)とても活発な性格は、私に似ているのかな」と優しく微笑む。



 ○…募金活動では積極的に学生たちに話しかけ、仲間との例会やパーティーでは仮装して歌を熱唱するなど周囲を和ませる。自分が楽しむことで、周りのみんなが笑顔になってくれるのが何よりの喜びだ。36人の会員の結束は固い。「活動を停滞させないよう、全員が一丸となって奉仕に取り組みクラブを活性させたいですね」

 

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