10月23日に開催される第11回エルカジまつりの実行委員長を務める 阿部嘉司郎(よしじろう)さん 末長在住 56歳
プレッシャーよりワクワク感
○…長く務めていた前実行委員長から今回バトンを受け取った。「正直プレッシャーはありますが、やっぱりワクワクしますね。梶ヶ谷地区の恒例行事だし、特別な思い入れがありますから」と開口一番。毎年春と秋に梶が谷駅前と梶ヶ谷第一公園を舞台に開催するエルカジまつりだが、今年の春は東日本大震災の影響で初めて中止になった。「だからこそ、この秋は例年以上に盛り上げていきたい」と言葉に力を込める。
○…梶ヶ谷地区は新興住宅地。新住民も多く、同まつりは「地域の横のつながりを広げよう」と2006年春から始まった。自身も通称エルカジ通りと呼ばれる、梶が谷駅前通り振興会の副会長を4年前から務め、イベントにも深くかかわってきた。「地域でつくるお祭りを常に意識してきました。フリーマーケットを企画したのも私なんですよ」。開催も近づき、深夜までの打ち合わせや会議が続いているが「楽しい疲れ」と笑顔でさらり。
○…昭和30年に幸区で八百屋の次男として生まれる。子どもの頃から学校が終わると、当たり前のように店を手伝っていた。「八百屋の息子で声が大きいから」と中学時代、応援団長を任されたエピソードも。高校を卒業後、同級生だった夫人と結婚。子どもも生まれ、兄と共に実家で働き始めた。30歳のときに支店を出すことになり「当時、梶が谷駅前にあった友人の喫茶店駐車場で、トラックに積んだ野菜を出してみたら結構売れたから」と梶ヶ谷を選んだ。YAOMIという店名を付けたのは夫人と娘さん。「お洒落で八百屋っぽくないでしょ」
○…毎日午前2時半に起床。仕入れの準備を済ませ、息子さんと一緒に築地まで仕入れに出かけ、日中も配達など忙しい日々を送る。一番の楽しみは「商店街の仲間との”飲みニケーション”が明日への活力になります」。その大切な仲間たちと共につくるイベントの成功を願っている。
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4月26日