溝口駅南口駅前広場 地下駐輪場建設へ 1900台を収容
川崎市では、溝口駅南口駅前広場整備に伴い1900台を収容可能な地下駐輪場の建設を計画、平成24年度に着工し、25年度の完成を目指す。溝口駅周辺の課題とされている放置自転車解消に向けての措置。
市によると、地下に駐輪場の建設を決めたのは今年度に入ってから。その後、広場全体の設計を開始し、来月中には全体像を公表する予定になっている。
溝口駅南口駐輪場設置は駅前広場との一体的な整備として計画が進められ、広場の景観や利便性、経済効果など総合的な観点から地下に建設される事となった。
地下駐輪場は自走式タイプで総面積は約2000平方メートル、収容台数は約1900台。完成すれば、溝口南口エリアでは、現状より自転車約900台、原動機付自転車約600台分の駐輪スペースが確保されることになる。
同様に地下に建設されたノクティ地下駐輪場はオープン当初、利用率が低かったが、利用を促す広報や誘導を進め、現在は100%に近い利用率で推移している。そのため市では、利用率が上がらない懸念は少ない、とみている。
放置自転車減少に期待
地下駐輪場の完成により市では、高津区の地域課題として挙げられる放置自転車問題の解消につながることを期待している。
高津区役所道路公園センターでは、月に1度溝口駅周辺の放置台数調査を行っている。放置台数は平成18年度に年間12回調査で計7592台を記録しているが、その後は減少し、ここ数年は4800台前後で推移している。放置自転車の撤去作業や駐輪場の増設、放置解消に向けた啓発活動などが放置台数の減少につながっている。
|
|
|
|
|
|
3月29日