高津区版 掲載号:2016年10月28日号 エリアトップへ

毎年、市内の小学校でボランティアの清掃教室を開いている 矢野 智之さん (株)アイ・ビー・エス代表取締役 49歳

掲載号:2016年10月28日号

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心をも輝かせる「ジャニター」

 ○…7年前、知人の教員に頼まれて、小学校で開いたボランティアの掃除教室が反響を呼び、市内各校から依頼が殺到。昨年は15校以上約2000人の児童に掃除を指導した。「初めは多くの児童が『掃除は嫌い』って言うんです。でも、掃除のコツを楽しませながら教えると、目を輝かせて『家でもやってみたい』って。その変化がやりがいですね」。学校や保護者から感謝の言葉は尽きない。

 ○…多摩高校卒業後、「視野を広げたかった」と、米国の名門・UCLAに入学。そこで目にしたのが、父親の仕事でもあった清掃員の存在価値の高さだった。「ジャニターと呼ばれ、胸を張って仕事をしている。まさに職人。日本のそれとは違っていた」。帰国後、父の事業を引き継ぎ、米国で学んだものを取り入れた。「目に見える汚れを落とすだけではなく、目に見えない心配りや技術で応えることも大切」。その意識改革により仕事は徐々に増えていき、思いに共感する社員も今や35人にもなった。「そもそも日本には〈整理・整頓・清潔〉の文化がある。掃除は助け合いの精神でもあるし、親子の絆にも繋がる」。ボランティアでは、そんな気持ちも伝えている。

 ○…中原区生まれ。小学校、中学校とも生徒会長を務めた。「リーダーシップがあるというより、皆と一緒に進めていくタイプ」なのは今も変わらず、若い社員とも「飲ミニケーション」で交流を図る。多忙な日々で3人の息子と触れ合う時間は少ないが、父の背中を見てか小5の三男から「将来は社長になる」との言葉。「嬉しいですね。子育てはほぼ嫁任せですが、いつも感謝しています」

 ○…今年、ミャンマーにも法人を設立。「まだ衛生環境への関心が低いアジア諸国に、この仕事の素晴らしさを伝えたい」。交換留学生を受け入れながら、技術や思いを伝授する。「社員とともに多くの人を笑顔にしたい」。いずれ世界の人の心を輝かせるつもりだ。

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