高津区版 掲載号:2018年3月30日号
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3月19日付で高津警察署長に着任した 阿部 眞二さん 溝口在住 57歳

「忠恕(ちゅうじょ)」貫き、街守る

 ○…89代目の高津警察署長に着任して1週間ほど。「町会などの組織がしっかりしていて、街の団結力が強い」と高津区の印象を語る。警務部監察官、横浜市警察部の副部長などを歴任。地域の署長を務めるのは1年半ぶりとなる。200人以上の署員には『忠恕』(良心に忠実に、他人への思いやり)の精神を大切にしてほしいと伝えた。「警察を頼る市民が自分の家族だったらと。愚直に、真面目に向き合ってほしい。また、同じくらい家族も大切に。自分が働けるのは、家を守ってくれている人がいるおかげだからね」と笑う。

 ○…高校卒業後、警察官だった親戚の影響を受け警察官に。初任地は横須賀。機動隊を経て、その後、県警捜査一課、機動捜査隊に所属し、事件の解決に全力を注いできた。「事件が起きれば、夜でも何でも聞き込み。何かないか、何かないか、それが口癖だった」と振り返る。有力な情報を得られるまで、地道に聞き込みを繰り返す。「被害者やその家族の気持ちに触れ、絶対に犯人を捕まえなければという気持ちだった。それができるのは警察官だけだからね」

 ○…出身は三浦市。父親も漁師で海は生活の一部だった。「子どもの頃から体を動かすことが好きだった。夏は泳いで、冬は釣り。常に海にいたな」と笑う。もちろん今でも投げ釣りが趣味。「最近はできていない」と嘆くが、多摩川で鮎が釣れることを知ると「釣りにいきたいな」と目を細める。

 ○…休日は溝口駅周辺や多摩川沿いなどランニングをしながら道を覚える。「管内の名所、旧跡のほか危ない場所は知っておかないと」と警察官の視点を忘れない。一方「多摩川の白い花がきれいだったな」と気分転換にも。地域を知るほど忠恕の精神が強まることを感じる。「犯人を逮捕しても事件が起きれば不幸になる人は必ずいる。大事なのは事件、事故を発生させない街にすること。地域の方と協力して目指したい」

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