高津区版 掲載号:2018年11月2日号
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こどものまちミニカワサキの実行委員長を務めた 安藤 哲也さん 幸区在住 36歳

「無責任」に背中を押す側へ

 ○…「子どもの表情が本当に輝いていた。やって良かった」と語る表情に充実感がにじむ。子どもが役所や会社を起業、運営し街づくりを行う「こどものまち」。大人は口出し禁止のルールの中、自由な発想で楽しむ様子に『もっと子どもを信じてみようと思った』と、保護者から感想が聞かれたことが嬉しかった。「子どもの『やりたい』を応援したくて始めたもの。他人だからこそ無責任に背中を押せることもある」

 ○…開催理由の一つに、「働くことは楽しい」を伝えたい思いがあった。「『就活=人生終わった』というイメージが残念だなって」。そんな自身も仕事で苦い経験はある。電話営業が主な仕事をしていた時は「会社に行くのが本当に嫌で。毎朝近くの喫茶店で心を落ち着けてから出社していた」という。まちづくりコンサルタント会社に転職し、独立した現在まで「仕事が楽しくて仕方ない」と自信を持って言える。「自分に合う仕事はある。社会や街に触れる機会を作り、大人になることは楽しいことだと伝えたい」

 ○…千葉県木更津市出身。大学では建築学を専攻。『中央に休憩場所がある歩道橋』といった、建物の構造よりそれが社会にどう役立つのかに興味があった。そのため成果としては、評価されづらかったが、2年生の時、教授から『君はそれでいい』と認められたことが転機に。「嬉しかった。霧が晴れた感覚」と、肯定されることが大きな力になることを知った。

 ○…妻と5カ月になる娘と市内で暮らす。「娘を抱っこすると電源がオフになる。今までの自分にはなかった」と嬉しそう。現在、仕事で柏駅周辺のまちづくりに携わる。人が立ち止まる、交流する場やきっかけを随所に仕掛け、「突き詰めると人が笑顔になる、そんな街を増やしたい」と語る。

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