新春インタビュー 進化続ける若きエース 女子野球代表 清水美佑さん
――ズバリ、今年の目標を教えてください。
「『全日本選手権優勝』です。私が所属するアサヒトラストは昨年ベスト8で敗退。責任を感じました。ランナーを背負ったピンチの場面で踏ん張りきれず、点数を取られる試合が多かったです。技術の向上はもちろんですが、緊迫するムードでも臆することない強い精神力も不可欠だと実感しました。ピンチを乗り越えてこそ一人前の投手だと思います。チームメイトに信頼してもらえ、チームを勝利に導く『勝てる投手』になりたいです」
――昨年までの課題を踏まえ、今年強化したいポイントはありますか?
「握力の強化です。試合後半で疲労が溜まるとボールが高めに浮き、変化球が甘くなってしまいます。現在は重いボールやゴムチューブを使った練習に取り組み、鋭く落ちるフォークの修得を目指しています。発展途上の球種をモノにして投球のバリエーションを増やせるように頑張ります」
――今年の目標を漢字一文字で表してください
「変化の“変”です。早速ですがフォームの改良に挑戦しています。モーションに入る時の体重移動は『重心を低く』など、良かれと思ってきたことを見直したいです。下半身に力が入り過ぎると上半身も力んでしまいスピード、コントールともに不安定になります。納得できる球を投げられるように早くフォームを固めたいです」
――最後に、改めて今年の抱負をお願いします。
「ピッチャーが0点に抑えれば負けはしないので、全試合完封する気持ちでプレーしたいです。今年もご声援よろしくお願いします!」
昨年8月米・フロリダで行われた第8回WBSC女子野球ワールドカップに出場。2試合に先発登板し、チームの大会6連覇に貢献した。高津区出身、20歳の若きエースを直撃インタビューした。
――WBSCに2大会連続で出場しましたがいかがでしたか?
「外国人打者の特徴を改めて学んだ大会でした。アメリカ、カナダなど北米の選手はリーチが長いので外角いっぱいの球も打ち返していました。内角の緩い変化球を決め球にする投球術が必要だと勉強になりました」
――優勝を手繰り寄せた試合はありますか?
「スーパーラウンド2戦目の台湾戦です。スコアが2―1と緊迫した試合でした。私は先発のマウンドに立ちましたが、バントや走塁技術に長けている選手ばかりで揺さぶられました。どこか日本と戦い方が似たチームで苦戦し、リリーフした投手や野手に助けられました。この試合の勝利でチームは波に乗り優勝につながったと思います」
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