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高津区 人物風土記

公開日:2020.04.24

4月1日付で橘出張所の所長に就任した
高相 強志さん
横浜市在住 56歳

実直に地域と向き合う

 ○…実家は上小田中にあり、子どもの頃はよく影向寺で「土器発掘ごっこ」で遊ぶなど、橘地域には縁がある。総会やイベントで挨拶周りに忙しい時期だが、社会情勢により自粛に。「これからさまざまな面でお世話になるので、少しづつ地域や住民について知っていきたい」と語る。「地域の基盤となるのは自治会、町会。微力ながら活動をサポートしたい」と意気込みを話す。

 ○…小中高校と市内の学校へ進学。「地元に恩返をしたい」と市役所へ入庁。環境局、市民文化局などで計画や条例作りに携わり”本庁”勤めが長かった。幸区の地域振興課に配属されると、住民と一緒に活動することがメインに。会議の日程調整、パンフレット作成、道具揃えなどイベントでは裏方として尽力。「当日の天気にやきもきするのは地域振興課ならでは。自分は地域と関わりあう、こちらの方が好きですね」と笑う。

 ○…生まれは溝口で高津小出身。放課後は友人と緑ヶ丘霊園までクワガタを取りに行くような生き物好きの少年だった。子どもと一緒に卵からふ化させたカメを10年以上飼っている。もちろん自身が”飼育係”。好きなことに対する姿勢は実直。高校から始めたサッカーでは、キーパーとして現在も4つのシニアチームに所属。年間30試合以上に出場する。「団体競技だけど、1人だけ専門職のような。上手くなりたい気持ちが今もある」と、止まない向上心。仲間とつかむ勝利がやりがいと語る。

 ○…居住地域では町内会役員などを務め地域活動に参加する。「あまり社交的ではなくて」と苦笑い。だからこそ「自分のことも知ってもらえるよう話をしていきたい」という。顔を合わせ、これから地域とじっくり関係を築いていく。

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