緊急事態宣言の発令を受け、営業時間の短縮を余儀なくされている飲食業。厳しい状況が続く飲食店を応援しようと、テイクアウトに対応する区内店舗情報をまとめたWebサイトが再始動するほか、注文・決済ができるアプリによるサービスが始まるなど、高津区内でもさまざまな動きが見られる。
地元有志らによるまとめサイト「#溝の口テイクアウト」は昨年4月、緊急事態宣言の最中に開設されたもので、一時は70店舗以上の登録があったという。宣言が解除され、通常営業に戻る店舗が増えたことにより一時リセット状態になったものの、秋以降いわゆる「コロナ第3波」に伴う2度目の緊急事態宣言発出後、再度登録を呼び掛け現在は17店舗の情報が掲載されている(1月26日時点)。テイクアウトに対応する区内の店舗であれば、店主らが直接情報を登録できる。
開設したのは、溝口駅周辺の情報交換を行うフェイスブックグループ「ふらっと溝の口」の管理者の松田志暢さん、稲木一幸さん、越水隆裕さん。松田さんは「昨年4月のとき、想像以上に『救われた』という声を聞いた。テイクアウトは必ずしも利益が出るわけではないが、微力ながら地域の個人店を応援したい」と話している。
決済可能な別アプリも
この取り組みとは別に、昨年10月には溝の口エリアに特化したテイクアウトアプリ「カッテコ」のサービスも始まった(運営/ネクシィーズ・トレード)。アプリから料理を注文・決済でき、指定した受け取り時間に取りに行く仕組み。担当の宇田川奈央さんは「今後もテイクアウトの需要は高まるように感じている。サービスを通して地元の方々とお店のつながりを深め、地元の経済を盛り上げていきたい」と話している。
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