4月23日に「防犯講習会」を催す千年新町子ども会の会長を務める 松山 武司さん 千年新町在住 45歳
「しがらみない関係」求めて
○…「参加することが抑止力になる」をキャッチコピーに、高津地区、とりわけメーン会場となる橘小学校の校区を舞台に初めて行われる「防犯講習会」。今月23日の開催を前に、共催となる千年子ども会と歩調をあわせ日々、着実に準備を進めている。警察や学校の協力の下、子ども会が単独で実施する最大規模のイベントとなるだけに「各機関との連携など、実働部隊として頑張っていますよ」と話す表情には、充実感がみなぎる。
○…高津区に生まれ、千年新町に居を構えて約10年。この間、長女が小1の頃から携わるようになった町内会の地区委員や子ども会副会長などを歴任し、会長となり丸6年が経つ。子ども会ではキックベースやドッジボールの監督なども経験。「子どもたちの成長を見ることが嬉しい、楽しいと感じて、これまでやってきているんですよ」と笑顔で話す。
○…大学卒業後は県内各所に支店を持つ信用金庫に入職。仕事を通じて「信用は足で稼ぐ」という事の大切さを痛感し、これを子ども会に活かす方策を模索してきた。「かつては、エリア内の小学校に行けばクラス名簿を入手できて(子ども会への)入会呼び掛けも容易だったんですけど」と、ある種世知辛くなった昨今の世相を嘆く。
○…それでも、町会メンバーの情報網などを頼りに千年新町を隈なく歩き、転居してきた家の前にあった幼児用の自転車をヒントに、子ども会への入会PRを行う事も。「子ども会は未来の町内会なんですよ」と力説し「皆が顔見知りになれば防犯や防災にも繋がりますしね」とも。標榜する「しがらみのない関係づくり」のために、今度の防犯講習会はとても大きな試金石の一つ。持ち前のフットワークの良さを発揮し、成功に導く―。
10月4日