今夏、中学生活の集大成ともいえる「全国中学生空手道選手権大会」に出場する 金子 るるなさん 久末在住 15歳
紆余曲折経て、大舞台へ
○…幼稚園の頃からその迫力に魅せられた組手空手のキャリアは、既に10年以上。「試合で勝った時、自分の技が決まって(審判の)旗が上がった瞬間の爽快感が好きですね」と、笑顔で話す。
○…小4の秋から県内屈指の実力選手として名を馳せ、今夏出場を決めた全国レベルの大会経験も中学時代だけで実に3度目。一見、順風満帆にみえる競技生活だが、1年生の時はコロナ禍で試合自体が行われず、2年の時は県予選の試合中に腕を骨折。無念の敗退を喫するなど紆余曲折があり、中学の集大成ともいえる大舞台を前に気合も十分といった様子。個人部門のみならず、団体部門でもエース級の活躍が期待されている。「前年度、先輩方が全国優勝をされているので、連覇出来るようチームでも頑張りたいです」とも。
○…神奈川県内の公立校で唯一の空手道部がある横浜市内の学校に越境で通っているため、部活を終え電車、バスを乗り継ぎ帰宅するのが毎日20時頃。それでも「勉強にも手を抜かず、授業をよく聞き付いていけるよう頑張っています」とキッパリ。テスト前には必死で机に向かうなど、文字通り文武両道を体現すべく研鑽(けんさん)の日々を過ごす。
○…とはいえ、ごく普通の中学3年生といった一面も。性格は「とにかくおっとりマイペース」。だが空手(組手)になると周囲から「人が変わるね」とよく言われるのだとか。最近ではおしゃれに目覚め、男性アイドルグループに興味を示すなど、青春を謳歌す事も忘れない。将来の夢である「空手の日本代表(ナショナルチーム)入り」「応援してくれている祖父と祖母を喜ばせる」を叶えるため、オンとオフのスイッチを上手に切り替えることができる特長を武器に、着々と歩みを進めていく―。
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4月26日