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高津区 人物風土記

公開日:2023.04.21

高津消防署の新署長に就任した
小金澤 貴史さん
千葉県在住 53歳

「信念・姿勢・勇気」を大事に

 ○…消防局に入局し、今年で30年目。初めての署長職任命に「育った街の署長になるとは」と驚きをみせながらも「地元に恩返したい」と笑顔で語る。署員に求めることは「あせらず、気負わず、落ち着いて」。これまでの経験に基づき、出勤が楽しい署にすることが目標。自身も強い気持ちでこれまで数多の難局を乗り越えてきたこともあり「署員には勇気を持って、色々なことにチャレンジしてほしいですね」と話す。

 ○…今は千葉県在住だが幼少期から久末で過ごし高校生の時にはフェンシングで全国大会に出場した。中学時代はサッカー部員だったが「フェンシングが強い高校で全国大会に行ってみたかった」と当時を振り返る。

 ○…大学生の時に公務員を目指し、縁があった川崎市消防局へ入局。ここでも「昔から負けず嫌い」という性分が奏功し、消防学校を主席で卒業した。若手署員の頃から「いい組織に変えたい」と志し、上昇志向を持って早くから昇任試験に挑戦してきた。さらに転機となったのは28歳の時、総務省消防庁に派遣され消防に関わる法律など国の仕事に従事し、消防の仕事の深さを学んだ。また40歳の時は「洞爺湖サミット」の警戒業務の任命を受け、仕事の重みを経験。以後「行動で示す」と心に決め、強い姿勢で着実にキャリアを積み上げてきた。

 ○…スポーツ選手や専門家のコラムなど面白いと思った新聞記事のスクラップを20年続けている。「最近読み返すと響き方が変わった」と言葉に経験が追い付いてきた様子。物事を俯瞰的に捉えられるようになった今「横の連携をしっかり大事に、計画的に訓練を行っていきたい。そして安心安全な高津区を守っていきたい」と、新署長の抱負を語ってくれた。

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