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高津区 人物風土記

公開日:2023.11.03

まちの発展を目指し、区民有志らでダンスイベントなどを企画している
持田 裕司さん
久本在住 38歳

俯瞰でみる、まちの発展

 ○…久本にある大蓮寺で行われたダンスイベントの主催者の一人。溝口はダンスの聖地と呼ばれているが、職業として見えにくく「夢を持てるような環境にしたい」と力説。先日はプロダンサーを講師に迎え、親子で職業として「ダンス」を考える機会を提供した。

 ○…普段は地元で不動産業を営む経営者。フロンターレが強豪となり、サッカー選手を夢見る子が川崎市に住みたいと望む事例を挙げつつ「文化やスポーツの発展は、人の移住にも関わる」と持論を展開する。「区内の長所であるダンスの普及は、溝口の『まちとしての価値』を上げられるんですよ」とも。不動産のスペシャリストならではの「俯瞰の視点」で、まちづくりを考えている。

 ○…学生の頃から「人と仲良くするのが好きでしたね」と笑顔で話す。大学卒業後、入社した大手ゼネコン会社でも、高いコミュニケーション能力で業績を伸ばした。また上司から「人のためにあれ」という言葉をもらい「『住む』を販売する事は『人の思いも背負う』と考えるようになった」とも。祖父が代表を務めていた会社を継いだ後、33歳の時に誘われて所属したロータリークラブが転機となり後のチームメンバーとなる同業者らと出会い、地域への熱い思いに感銘を受けた。不動産業のならではの発想と観点で「地域の価値を高めたい」とイベントを行うチームを結成。昨年は、橘公園でダンスなどの催しを行い、約1000人の来場があった。

 ○…地域活動を行っていく中で「思いを持った人は沢山いる」と痛感した。「様々な人が連携できるよう、僕たちが結び活性化させていきたい」などと展望を語る。溝口を拠点に高津区がより魅力的な街になっていくことを願い、着実に歩みを進めて行く。

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