フリスビーでドッジボール形式のゲームを行う「ドッヂビー」の普及に尽力する 稲垣 敬雄さん 久本在住 60歳
競技普及へ、一歩一歩
○…ウレタン心材をナイロンの布で包んだ柔らかいフライングディスクを使用した競技の総称「ドッヂビー」。その普及を担う「日本ドッヂビー協会」の事務局長を務める。活動は主に子ども達への指導など。「楽しさを分かりやすく具現化している点が特長」と魅力を笑顔で話す。
○…川崎市内では、協会の要職に就いているメンバーも多く在籍しており、ドッヂビーの普及が進んでいる様子。「他の区でも普及を図っていきたいですね」とさらなる高みを目指す。一方、市や区での大会などを実現、成功させるには行政との連絡調整が必要、と痛感。「行政の括りではやりにくい、例えば沿線単位での大会やイベントなども同時並行で行うことができれば、深さと広さの両立を図ることができると考えています」とビジョンを語る。「その実現には、各地域で核となってくれる協力者の存在なくしては困難ですので、やはり人探しが重要ですね」とも。
○…昨年までは代表理事で、事務局長を兼務していたため、自らが作業しながら判断する状況だったのだとか。何をするにせよ決断即、決定事項だったため「結果へのコミットに対する重責はある反面、自己のペースで進めることができました。今は周囲とのペース・タイミングや、向かう方向性などをすり合わせて進めていくことが重要であると感じていますが、これがなかなか難しいですね」と苦笑い。
○…ドッヂビー普及のカギを握るリーダーとして、常に心掛けているのは「失敗を恐れず、前に進むこと」。そして「失敗した時には誠意をもってお詫びをする。そして修正・訂正をして、また前に進む」がモットー。向上余地も大きい競技の発展に向けて、試行錯誤の日々が、続く―。
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2月7日