高津区長に4月1日付で就任した 白井 豊一(とよかず)さん 下作延在勤 56歳
「チャレンジ精神」を区政に
○…高津区長に着任して1カ月。区役所の職員として、過去に従事しており「昔ながらの街並みや、人の温かさは全く変わっていない」と高津区の印象を話す。住民との話し合いの中では多様な要望が寄せられており、地域のトップという重責を改めて実感。「職員と協力し期待に応えていきたい」と抱負を述べる。
○…地域で生まれ育った生粋の川崎っ子。大学卒業後は「社会を支えたい」という思いから市役所の職員となり、さまざまな部署で経験を積んできた。特に印象に残っている仕事は、2019年の東日本台風で浸水した川崎市市民ミュージアムで対応にあたったこと。「(当時は)現場と市役所を繋ぐ調整役や、陣頭指揮など担当しました」。全国からの応援職員や市職員と協力し、自らも泥水に浸かりながら約26万点の収蔵品の回収に尽力。市民の大切な財産を守るべく、懸命に職務にあたったのだとか。
○…仕事をする上で大切にしていることは、問題や課題をそのままにしないこと。「何もしないと、そのまま次世代に引き継がれてしまう。だからこそ率先して行動し、解決しなければならない」と決意。区内では交通事故が多く発生しているため、地域団体と協力して対策を練りたいとしている。また、脱炭素モデル地区としての高津をより発展させることや、安心安全な町づくりにも挑戦したいと考える。
○…息子の成長を喜ぶ父親としての一面もあり「子育ては大変だったけど、今年、初めて誕生日プレゼントをくれたんだ」と喜ぶ。アウトドア好きで、特に好むのはゴルフ。「昔からチャレンジ精神が旺盛で、難しい競技ほど熱くなってしまう。上手くプレーできた時には、成長を実感できて嬉しいね」と笑みを浮かべて話してくれた。
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6月20日