神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2025年9月10日 エリアトップへ

観測史上最も暑い夏 市内気温も約40年で上昇 熱中症救急搬送は減少

文化

公開:2025年9月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
市内気温も約40年で上昇

 気象庁は9月1日、今年6月から8月の全国の平均気温は平年より2・36度高く、統計を取り始めた1898年以降で最高だったと発表した。神奈川県内の観測地点5カ所でも軒並み最高気温を更新したが、川崎市内で8月末までに救急搬送された熱中症患者の数は昨年より少ないという。

 横浜気象台によると、横浜市や海老名市など神奈川県内5カ所の観測地点すべてで8月に最高気温が更新された。気象庁の観測地点ではないものの、川崎市でも市環境総合研究所が市内3地点(大師、中原、麻生)で大気情報を観測している。同研究所が今年3月に発表した「気候変動レポート」によれば、1985年から2023年までの39年間で、3地点とも年平均気温が上昇しており、全地点で真夏日、猛暑日、熱帯夜とも増加傾向にあることが分かった。同研究所では今夏のデータも分析中だ。

9月も熱中症搬送

 また同研究所が13年から22年の市内熱中症救急搬送データを分析した結果、最高気温が30度を超えると熱中症リスクがぐんと上がり、気温が上がるごとに急増することが実証済みだ。しかし市消防局の速報値によれば、今年5月1日から8月31日までの熱中症患者の救急搬送件数は597件で、昨年同時期より94件少なかったという。

 現時点では速報値のため要因は不明だが、消防局の担当者は「毎年、梅雨が明けてから気温が上がり、熱中症患者の救急搬送が増えるが、今年は梅雨時も暑かった。6月から搬送件数が増えて『昨年を超えるだろう』というペースだったが、徐々に落ち着いてきた」と語る。

 とはいえ9月に入っても暑さは続き、熱中症患者の救急搬送は続いている。担当者は「例年だと8月末で熱中症に関する注意喚起を終えるが、今年はしばらく続くだろう」と話す。全体の救急要請の件数は最高だった昨年を超えるペースで増えているといい、市消防局では「救急車を呼ぶべきか迷ったら『かながわ救急相談センター(♯7119)』に相談するなどして、適時適切な利用をお願いしたい」と呼びかけている。

みずたま介護ステーション溝の口

東京海上グループ みずたま介護ステーション溝の口 登録ヘルパー募集

https://www.tnbls.co.jp/mizutama/stations/mizonokuchi/

<PR>

高津区版のローカルニュース最新6

市臨海部を巡る社会科見学 1月に

市臨海部を巡る社会科見学 1月に

申し込み受付 12月25日まで

12月19日

新春恒例の出初式

高津消防署消防団 主催

新春恒例の出初式

26年1月11日 KSPで

12月19日

30年の思い込め

和太鼓祭音

30年の思い込め

高齢者らを公演に招待

12月19日

1月予約から全枠市民優先

生田緑地ゴルフ場

1月予約から全枠市民優先

12月19日

今年度24社加わる

女性活躍推進認証企業

今年度24社加わる

「かわさき☆えるぼし」160社に

12月19日

思い出満載「築山」とお別れ

等々力緑地

思い出満載「築山」とお別れ

再編整備で平地に

12月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

お問い合わせ

外部リンク

Facebook