神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2025年9月17日 エリアトップへ

緑化かわさきフェア 川崎市 経済効果は89億円 公式記録まとまる

社会

公開:2025年9月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
経済効果は89億円

 川崎市制100周年を象徴する事業として開催した「第41回全国都市緑化かわさきフェア(かわさきフェア)」の全容をデータと写真で記録した公式記録を、川崎市がまとめた。計53日間の祭典がもたらした経済効果や波及効果なども分析、総括している。

 1983年から続く都市緑化フェアで初めて、かわさきフェアは2024年秋と25年春の2期制で開催された。市の公式記録によれば、来場者数は約162万人で、秋開催(24年10月19日〜11月17日)の30日間の来場者数は約94万人、春開催(25年3月22日〜4月13日)の23日間の来場者数は約68万人だった。

 主要会場の来場者数は、富士見公園(川崎区)は計71万5千人、等々力緑地(中原区)は約60万4千人、生田緑地(多摩区)は約30万4千人。年齢別では、秋開催は50代以上の世代が過半数を占めた一方で、春開催は10歳未満を含む40代以下の世代が52%だった。来場者の居住地は秋も春も川崎市内が6割以上で、神奈川県内(市を除く)は3割弱だった。

「地域経済が活性化」

 「かわさきフェア実行委員会」の経費(予算ベース)は約25億円。一方で、来場者への調査結果から算出した消費額などから推計した神奈川県内への経済波及効果は計135・2億円だった。このうち川崎市内への波及効果は88・7億円で、「直接効果」は69・4億円、直接効果を受け経済活動が活性化するなどの「間接効果」は19・3億円と推計。公式記録では、フェア開催が県内や市内に経済波及効果をもたらし、「地域経済の活性化に大きく貢献した」と総括している。

 市はかわさきフェアの開催にあたり、「みどりで、つなげる。みんなが、つながる。」をテーマに掲げ、多くの市民が自然と関わる機会を創出し、緑を通じたコミュニティーの活性化を目指した。市内170の市立小中学校・特別支援学校すべてで花苗づくりの取り組みを実施し、枯れた花摘みなどを支えた市民ボランティアは大学生や高校生を含む458人だった。会場やネットで実施した来場者アンケートでは、フェアを通じて「花やみどり、自然への関心が高まったか」との質問に「高まった」「やや高まった」と答えた人は、秋も春も9割近かった。

 市の担当者は「緑を通して様々な形で地域に関われることを、フェアで多くの方に感じていただけた。ボランティアの方々が新たな活動を始めるなど、継続的な動きも生まれている。何をレガシーとして残せるか、今後の取り組みも大切」と話している。

 公式記録は市の公式ウェブサイトのほか各区役所などで閲覧できる。

富士見公園会場
富士見公園会場

みずたま介護ステーション溝の口

東京海上グループ みずたま介護ステーション溝の口 登録ヘルパー募集

https://www.tnbls.co.jp/mizutama/stations/mizonokuchi/

<PR>

高津区版のローカルニュース最新6

市臨海部を巡る社会科見学 1月に

市臨海部を巡る社会科見学 1月に

申し込み受付 12月25日まで

12月19日

新春恒例の出初式

高津消防署消防団 主催

新春恒例の出初式

26年1月11日 KSPで

12月19日

30年の思い込め

和太鼓祭音

30年の思い込め

高齢者らを公演に招待

12月19日

1月予約から全枠市民優先

生田緑地ゴルフ場

1月予約から全枠市民優先

12月19日

今年度24社加わる

女性活躍推進認証企業

今年度24社加わる

「かわさき☆えるぼし」160社に

12月19日

思い出満載「築山」とお別れ

等々力緑地

思い出満載「築山」とお別れ

再編整備で平地に

12月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

お問い合わせ

外部リンク

Facebook