川崎新田ボクシングジム(登戸)・古橋岳也選手(33)の日本タイトル獲得を祝い、宿河原駅前商店会が先月、オリジナル横断幕を10枚製作。加盟店の店頭や、古橋選手の母校・市立稲田中学校に掲げられている。
1月の日本スーパーバンタム級タイトル戦を制し、3度目の挑戦で悲願を叶えた古橋選手。3月5日には、同ジム新田渉世会長と同商店会へあいさつ回りに訪れた。
左右240センチの大型横断幕を手がけたのは、文具店「伊東堂」の伊東久子さん(72)。テントの生地を使い、赤色を基調に「祝 日本タイトル獲得」「稲中出身」などの文言を盛り込み、デザインした。古橋選手とベルトの写真が目立つよう工夫したという。
タイトル戦をライブ配信で観戦した伊東さんは「一歩も引かない姿勢に感動し、勇気をもらった。勝ったときは大声が出ちゃった」と振り返った。古橋選手は「想像以上の横断幕の出来に驚いた。地元で盛り上げてもらってめちゃくちゃうれしい」と笑顔を見せた。
「稲中の地元にある商店会として、卒業生の活躍はうれしい」と同商店会の高橋利之会長。同校の本間克彦校長は「2018年の試合前、学校に来てくれたとき聞いた『チャンピオンになる』という言葉を思い出した。長かったが本当におめでたい。稲中の誇り」とコメントを寄せた。
新田会長は「スポーツの原点でもある、地元で応援してもらえることを願ってジムを続けてきた。今こうして、ありがたさを肌で感じている」と喜びをかみしめた。
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