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公開日:2026.03.20
区民と中学生、延焼防ぐ
多摩消防署から感謝状
多摩川河川敷で、3月1日に発生した枯草火災の初期消火活動を行い、被害拡大を食い止めたとして、坂野晶行さん(75)=多摩区在住=と、稲田中学校3年の並木蒼佑さん、藤本泰樹さんに、多摩消防署から感謝状が贈られた。「いつもと違う風景」に気づき、近くにあった神社の井戸から水を汲み上げ、3人でバケツリレー方式で消火にあたった。
3人で協力
坂野さんによると、散歩をしていたところ灰色の煙を発見。当初、火元は「たき火や野焼きに見えた」。煙に近づくと枯草から赤い炎と臭気が確認でき、火災と判断。風が吹いており火が燃え広がっていく状況で、「とにかく火事を広げないように」と体が動いた。
同じく河川敷で陸上競技の練習をしていた並木さんと藤本さんも火事を発見。「早く消さなければ」と、水を求めて近くにあった神社の井戸に向かった。
並木さんが井戸からポンプで水を汲み上げ、坂野さんが近くにあったバケツで、藤本さんが桶で水をすくい、井戸と火災現場を5往復。その後、消防隊が到着して火は消し止められたが約15平方メートルにわたり枯草が焼損した。
無心で消火活動に取り組んだという3人。坂野さんは「不安だったが、火が広がる前に防げてよかった。中学生の動きが速かった。自ら動いてくれて素晴らしかった」、並木さんは「なるべく早く消さないとと思い、近くに井戸があったから水を汲み上げた」、藤本さんは「これ以上被害が広がらないようにと、必死で消火した。怖いと思うことは無かった」と振り返る。近くに多摩川はあったものの距離があったことから、井戸がなければ消火活動は難しかったと振り返る。
坂野さんは、現場近くの二ヶ領せせらぎ館(同区宿河原)付近をよく、散歩道として利用していた。「普段通る道で、見慣れた場所だからこそ、普段と違う状況に気づけた」と話した。
適切な初期消火
3月10日、稲田中学校で森淸仁副署長から3人に感謝状が手渡された。取材に対し同署の佐川勉署長は「空気が乾燥している時期なので、枯草の火災から燃え広がる危険性が高い。3人で連携した適切な初期消火活動により、被害を最小限にとどめた行動に感謝する」とコメントを寄せた。
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