「かわさき☆えるぼし」とは…川崎市が今年度創設した、女性の活躍を推進している中小企業を認証する制度。今年度は市内24社が認定。その中から中原区を拠点とする5社をシリーズで紹介。
株式会社叶屋(クルーズ由美子代表/今井南町35の36)は、セメントやレンガなど建材の販売の他、造園、石工事などを請け負う会社だ。
「かわさき☆えるぼし」認定をめざしプロジェクトチームを発足。サブリーダーを務めたクルーズ豪さんは「今まで普通の事としてやってきた取り組みが認定項目に当てはまると思った。石屋として代々の習慣で、子どもや家族優先でお互い助け合って仕事をするのが自然だったから」と話す。
同社では、社員個々の希望を聞き勤務形態をすり合せる。3人の子供を育てる30代女性は幼稚園の送り迎えの前後で勤務時間を設定。夫の介護をしつつ遠方から通勤する60代女性は、通勤ラッシュの時間帯を外して出勤している。上司によるスケジュール管理の工夫もあり、互いに協力し合うことで仕事を進めている。由美子代表は「社員は『お互い様』の精神を持ちながらベストを尽くしてくれている。子育てや介護を理由に仕事を諦めてほしくない。私自身も通ってきた道だから」と話す。
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